まるべり98ブログ

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成人の日に思う

ここ数日は天気も良く、この時期にしては日中かなり暖かいでです。寒がりの私にはとてもありがたいです。

 

今日は成人の日。式の会場ではさぞ晴れ着姿の人たちで賑わっていることでしょう。

 

私の成人の日を振り返ると、すでに田舎を離れ上京しており、式に出ることはありませんでした。また出ようとも思いませんでした。

 

両親、特に母親はがっかりしたかもしれません。12年前に亡くなっているので、今となってはどう思っていたかわかりませんが、親不孝な子供だったなあとつくづく思います。

 

10代半ばから私の心はものすごく暗闇の中にいたと思います。一番苦しかったのは、うまく人と会話ができなかったことです。どもってしまい、声のおかしさにからかわれたり、普通にしゃべっているつもりでも、何度も聞き返されたりしました。そうなると余計に自分の声を意識し、ますますぎこちなくなっていく悪循環でした。

 

本当は大きな声で自己主張したい、冗談も言って学校の人気者になりたいと思いましたが、それができない苛立ちは相当なものでした。

 

やり場のない怒りが親につらく当たるような態度に現われました。両親ともに社交的で、人と会うと周囲を笑わせ、自然と明るい空気をつくることができました。それがなおさら自分を苦しくさせました。

 

社会に出てからもうまく話せない状態はしばらく続きました。完璧とはいえないまでも、それなりに話下手を克服したのは、母が亡くなった後で、自分は40歳になる頃でした。

 

母が生きているうちにまともに話せなかったこと、結婚しなかったこと、もちろん孫を見せられなかったことなど、とても残念です。

 

今は親からいただいたこの体を大切に生きていかなければと思っています。